2007年6月20日水曜日

つづき(中編)

ある部分とは「のど」でした。

長いあいだ、そんなにたくさんの息を一気に吸ったことがなかったせいか、
のどの粘膜が空気の摩擦でカッカ熱くなっている感じなのです。
ほぼ手ぶらで飛び出してきたので、飲み物を買うお金もなく、
できるだけ蒸気のこもった息を吐こうとしながら
そのまま走る事にしました。

「10分経過しました」
朦朧としながらもナビゲーターが元気づけてくれます。
そう、まだ10分なのです。
そしてまたしばらく走っていると、
ナビゲーターがこうおっしゃいました。

「まだ15分残っています」

なんと突然、
コーチ的な「しごき口調」になったのです。
そんな厳しいコーチの声に苦笑しつつ、
バテバテの崩れ顔を全開に闇夜を走ります。

(後編へつづく)

2007年6月1日金曜日

32'45" = 4.61km

昨年の11月にNIKE+のシューズを買ってはや半年。
いよいよその時がやって来ました。

「ジョギングを始めると何より先に肩こりがなくなるよ」と
ひとに聞いたこともあり、
肩こりが人生最悪の今、
体の底から体を動かしたくなったのです。

時はすでに11時。
すぐさまランニングスタイルに着替え、
iPodにNIKE+をセッティングし、
なに気なしに「タイム/30分」と目標メニューを選択し、
ずっと眠ってた真新しいシューズをするりと履き、
それ、スタート!

夜風を気持ちよく浴びながら住宅街を駆け抜け、
明るい道が続く高架下を目指します。
ナビゲーターが優しく「5分経過しました」と声をかけてくれました。
最初に体の異変を感じたのは8分を過ぎたあたりでしょうか、
そこは意外にも骨とか筋肉とかではない「ある部分」でした。。。

つづく...
(30分はまだまだ遠かった!)